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SUSTAINABILITY NEWS 関西大学の国際学生寮生向け「課題チャレンジプログラム」スタート

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2022年7月5日

株式会社学生情報センター 広報室


 株式会社学生情報センターは、関西大学の国際学生寮生向けの教育プログラム「課題チャレンジプログラム」の運営を行っています。

「課題チャレンジプログラム」とは、関大OB・OGが勤務する企業で実践的な就業体験を積む教育プログラムです。
関西大学国際学生寮に居住する学生が、関西大学のOB・OGが勤務する企業から提示される実践的な課題に取り組みます。
学生の将来に向けたキャリア形成の一助となることを目的に、OB・OGが勤務する企業のご理解のもと、学生情報センターが運営を行います。



■「課題チャレンジプログラム」のスキーム
 1.企業内で3つのカテゴリ「SDGs活動推進」「新商品開発」
  「SNS広告宣伝」に関連したプログラムを立上げていただきチーム体制を整えていただく
 2.社内で立ち上げられたチームに、関西大学の寮生を加え、プロジェクトチームを組成いただく
 3.寮生とともに社内で協業いただき、寮生のアイディア創発や具体的なアクション実践につなげる

■関大OB・OGが経営する2社にて初導入(下記「課題チャレンジプログラム」導入レポート」ご参照)
 ・株式会社フジテックス様(東京都新宿区、以下、フジテックス)
 ・株式会社I.S.コンサルティング様(兵庫県神戸市中央区、以下、I.S.コンサルティング)

■学生の取組み
 学生は、社長や経営層への直接の取材や社内のヒアリングを通して、企業の沿革から事業内容、ビジョン、社風に至るまで深く取材し、学生視点で企業の魅力をまとめ、採用ページに反映させました。
 参画した学生からは、就職活動での企業訪問では、選考が先立ち思ったように質問や会話ができないが、就職活動を意識しながらも、OB・OGが経営層にいる企業の課題解決で報酬を得る立場としての参画で、多くの学びがあったとの声が聞かれました。OB・OGであるからの安心感もさることながら、大先輩を前にした適度な緊張感もあり、特別感を感じる学生が多かったようです。
 企業からは、現役大学生の感覚のお陰で、認識のなかった自社の魅力発掘ができ、社内活性化につながったと好評を得ています。

ナジックは、創業より学生支援を軸に、学生のひとり暮らしのサポートからインターンシップなどを通じたキャリア形成支援まで手がけてきました。学生が仕事観を身に付け、進路について具体的にイメージできる機会となるよう多様なプログラムを、これからも大学や地域、企業と協業しながら展開してまいります。

以 上


「課題チャレンジプログラム」導入レポート
①フジテックス様
事業概要:総合商社(東京都新宿区、代表取締役社長 一森 雄介 様(関西大学 OB))
受入部署:管理部
実施期間:2021 年 12 月末~2022 年 2 月末
参加学生:関西大学生6名(4年生1名、3年生1名、2年生3名)
実施形態:対面2日間/オンライン2日間/その他、各自で事前調査や企画、原稿作成
実施内容:ランディングページや採用インスタグラム用のデザイン作成
     フジテックス様への取材に基づきメンバー間で情報共有を行い、同社の魅力を伝えるポイントを
     絞り具体的に文章やデザインを作成。同社のフィードバックを受け、完成させていった。
     2023 年度採用のコンテンツとして活用される見込み。


学生の感想:
Aさん
 ・社長の話し方、人柄、オーラ、社員同士のコミュニケーションの取り方など、対面での取材だからこそ
  伝わってくるものだと実感した。
 ・OB・OGであり社長や人事部の方の話を直接聞く事ができ、働くイメージがついた。
 ・人事の方は面接の中で志願者の人間性を見ているし、社長も、やる気のある社員に積極的にチャンスを与えようとしている事が窺え
  た。専門性も大事だが、やる気や性格といった本質の部分がより重要だと実感した。

Bさん
 ・会社の社長さんと直接話す機会はめったにないので貴重な経験ができた。同じ関西大学の大先輩とお話しすることができ良かった。
 ・採用面接では聴けない質問もでき深く知ることができた。

Cさん
 ・求人広告は固いイメージがあるが、学生が自ら企業に質問して求人広告を作るのが面白かった。

Dさん
 ・関大出身の社長と直接とお話でき親近感を覚えた。隙間時間をオフラインで結び、三者(一般企業―大学生―学生情報センター)で取
  り組めるメリットのある活動だった。
  フジテックスの社長さんは気さくで話しやすかった。休日には、息子さんの野球の審判として一緒に過ごしていると少し恥ずかしが
  りながら楽しくお話されていた表情が印象的だった。

Eさん
 ・会社の雰囲気や、採用試験のときにどのように自分をアピールしたかなど、このような機会でなければ聞くことができないお話も伺
  え、充実していた。今後の進路選択や就職活動に活かしたい。


②I.S.コンサルティング様
事業概要:自動車教習所紹介事業、留学エージェント紹介事業、経営コンサルティング業
     (兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長 今井 真路様(関西大学 OB))
受入部署:採用担当
実施期間:2022 年 2 月 1 日~2022 年 3 月 25 日
参加学生:関西大学生(4名3年生1名、1年生2名、修士2年生1名)
実施形態:対面2日間/オンライン3日間/その他、各自で事前調査や企画、原稿作成
実施内容:採用ページ作成プロジェクト
     同社の事前研究に基づきメンバー間で情報共有、質問事項を洗い出したうえで取材。
     経営理念の求職者目線による捉え直し。経営理念と事業内容の結合性のブレークダウンおよび
     仕事・キャリアパス理解深耕のためのコンテンツを制作。
     求職者側が魅力に感じている企業文化のコンテンツ化に取り組み、採用担当者のフィードバックを受け、反映させた。
     今後、企業紹介ページに掲載される見込み。

同社の感想:
 ・自社の成長に目が向きがちであったが、個人の成長に関しても求職者からの関心が強く、働く自分たちがよりイキイキ働いていくた
  めにも考えなければならないことだと感じ、新たな気付きとなった。
 ・普段社内の人間と関わるだけだと自社の魅力について頭でっかちになり、「うちの会社はこうだ」と決めつけてしまっていたところ
  があったが、学生から第三者の目線で会社の魅力について意見をもらえたことで、会社について考え直す機会になった。また、これ
  を社内の人間にも改めて浸透させていく必要があると感じた。

学生の感想:
Aさん
 ・自分の作ったページが掲載される責任感を感じるプログラムだった。文章を書くことは苦手だったが、企業のもつ素晴らしさを引き
  出すよう努めた。一か月という短い間だったが、試行錯誤の末に I.S.コンサルティングの掲げる「成長する」という実感を得ること
  ができた。課題解決能力も身についたと確信している。次回も是非参加したい

Bさん
 ・企業で働く実際を、取材を通して見ることができた。社長から社員の幅広い立場の方から経営理念や業務内容をお話させていただく
  機会を多くいただけた。良い経験になった。今井社長の一貫した「お役に立ちたい」から発展した考えと事業は、経緯を元にお話し
  いただくことで背景を含めて理解できた。 社員の方からのお話では、会社の制度がどう機能しているのかを知ることができた。
  例えば、シフト制のメリット・デメリットをお聞きでき興味深かった。普段求人票を見て想像するだけでは足りない部分を、働く方
  の話を通じて補えた。就活やインターン先を探す際の企業研究やOB・OG訪問の重要性を実感した。これまで漠然としか考えていな
  かった職種についても強く意識するようになり、将来のキャリアを考える上で大変貴重な経験となった。

Cさん
 ・就活生とは違った立場でお話を聞け、貴重な体験となった。記事を書く学生という立場であったため、かなり突っ込んだお話も聞け
  た。かつ、I.S.コンサルティングのことが詳しく知れて楽しい時間だった。

       お問い合わせ先 株式会社学生情報センター 広報室 寺田 Tel:090-9997-0457





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